こんにちは!当サイト編集長のRefoです。
私は職業柄、不動産会社やリフォーム会社との接点があり、FPとしても2000人以上のコンサルティング経験から、家作り・リフォームについての様々なお悩みも聞いてきました。
今でこそ業界の方から教わったことや自身のリフォーム経験、書籍などから学び、ある程度のリフォーム知識こそありますが、タイトルのように2年かけ12社へ相談するまでの行動に至った原動力には過去の苦い経験があったからで。今回はそれをお話しします。
リフォームをしたいと思った時にまず悩むのが業社探しではないでしょうか?
筆者もリフォーム時の悩みは、まず業社探しでした。
タイトルの通り、気づくと2年間で12社へ相談していたのですが「なぜ、そんなに‥。」と感じる方も多いと思います。
ここまで時間と労力をかけて業社を探したのにはある理由があり、その理由というのが「家を建てたときの業者選びに大失敗した苦い経験」というものからでした。
そのことから業者選びの大切さは身をもって感じ、そのかいありリフォーム時には慎重に業社選びができ、良い業社・担当者と満足いくリフォームをすることができました!
「時間と労力を使ったかいがあった」と綺麗になった家にいながらそう感じる毎日です。
「こんな業社もいるんだ‥」と絶望的になり、数社の業社へ相談する中で、「何か違和感を感じる業社」「信頼できおまかせしたい業者」この二つには明確な違いがあることが分かりました。
12社へ相談したからこそ様々な"会社の特徴"や"担当者の差"が分かるのであり、1社目に相談した時点では比べる基準や知識が全くなく、全然わからなかった部分です。
筆者の場合は、業者選びの後悔が原動力となり12社に相談するまでの行動ができましたが、きっと多くの方は忙しさやわずらわしさなどからそこまではするのは難しい。
「しかし知識が少なく、業者を見比べないと失敗する可能性が高い」
これからリフォームする人が失敗や後悔しないよう、「筆者の経験した事が少しでもお役に立てれば!」と体験したこと全てを書いています。
「プロフィール」に自己紹介やリフォームへの思いも書いていますのでぜひ読んでみてくださいね。
【この記事で伝えたいこと】
- 筆者の体験談からの気づき
- 「信頼できる業者」の探し方
- できるだけ安く質の高いリフォームをするための方法
- 筆者が120万円抑えることができたリフォーム方法
あなたがリフォームで余計な時間とお金を使ってしまわないよう、お手伝いができれば嬉しいです!
なぜリフォーム業社を2年かけ12社へ相談したのか?その理由
業社探しはとても重要!そう思ったきっかけ
冒頭でもお話しましたが、業者選びに大失敗した経験があります。
筆者の家は地元で有名な不動産会社で建ててもらいました。
その業者へ依頼した主な理由は以下3点です。
- 地元では有名
- 周りにその業者で建てている人が多い
- 担当者も優しい
この3点から安心感もあり、他社を見ず一択で決めてしまいました。
工事から引渡しはスムーズ、引き渡し後は気になることがあればすぐに来てくれました。
そして新築から5.6年経ったある日。衝撃的なことが起こりました。
家の周囲の草むしりをしていた主人が、基礎と外壁の間の水切り部分に木が腐って落ているのを発見したのです。
それを見てゾゾっとしました。
「外壁の中が腐ってるのかも‥」
それからは家がどうなっているのか心配でたまりませんでした。
外壁の内側と見えない部分なので住んでいて大丈夫か不安でいっぱいでした。
直ぐに担当者の携帯に連絡しましたがつながらず、会社の方へ連絡すると
業者:「折返し電話します。」
との事で待っていましたが、次の日になっても連絡はなく。
筆者:「おかしいな・・」
今度は主人が会社へかけてみると、また折り返しかけるとの事。しばらくするとかかり
業者:「担当が辞めたので新しく担当になります。」
との急なお知らせ。
主人:「退職の挨拶もなく新担当って…」
家の状況を見てほしいのが先なので、それを伝えると
業者:「近々見に行くのでまた連絡します。」
その時はそれで終わり連絡を待っていました。それから家が気になる毎日。担当者からの連絡も一週間近くなく再度連絡してみることに。
業者:「忙しくて時間があいてないのでどうにか時間を作っていきます。」
との事でまた待つことに。それからも1か月程度連絡がなく。
筆者:「いい加減、見に来てくれないと不安でたまらない!」
少し強めに連絡するも
業者:「時間がなくてすみません。待っててください。」
それから1ヶ月、2ヶ月がたち、半年後。
主人:「これはあんまりだ!」
怒って電話すると、旧担当の父が新担当ということで見に来てくれるように…。
そこは事務以外はすべて身内で経営している会社でした。
来てからはすぐに現場調査に進み、やはり壁の中が腐ってきているようですぐに修繕することに。壁は綺麗に修繕してもらえました。
この時は築5.6年のため「住宅瑕疵担保保険」を利用し、手出しもなく修繕することができました。
住宅瑕疵担保保険とは
新築購入者を守るための保険です。住宅瑕疵担保保険は、新築住宅に欠陥(瑕疵)が見つかった場合に、その修理費用を補償する保険です。住宅の構造や雨漏りなどの重大な欠陥に対応します。すべての新築住宅では、売り主に10年間の瑕疵担保責任が義務付けられています。
- 保険期間:10年
- 構造耐力上、主要な部分に瑕疵があった場合を保証
- 万が一業者が倒産していても保証は受けられる
我が家の場合はこの構造部分に該当しました。
住宅瑕疵担保保険は以下の図のような仕組みです。
引用元:一般社団法人 住宅瑕疵担保責任保険協会
住宅瑕疵担保保険を利用する場合の流れは以下の通りです。(そんな事があってはなりませんが参考までに。)
- 欠陥を発見:家に重大な欠陥(例えば、構造の問題や雨漏り)を見つけます。
- 建築会社に連絡:まずは家を建てた会社に連絡し修理を依頼します。
- 保険会社に連絡:建築会社が対応してくれますが、万が一対応できない場合は自分で保険会社に連絡します。
- 調査:保険会社が専門家を派遣して、欠陥の調査を行います。
- 修理費用の見積もり:調査結果に基づき、修理費用の見積もりを出します。
- 修理の実施:保険会社が費用を負担し、修理が行われます。
上記の流れで家は修繕されましたが、すごく心がモヤモヤしました。
その理由は、
- 業者の対応がすごく残念だった
- 業者への不信感
- これから家を任せることの不安
そのモヤモヤのまま数年後。
キッチン横のパネルが取れかけたので連絡してみると、今回はすぐに見に来てくれ
業者:「メーカーにもそういう問い合わせが多く、無償修理しているから材料がそろったら直しに行きます。」
とのこと。対応を改めたのかと安心しかけたのも束の間。
それから数か月も連絡がなく、再度連絡すると…
業者:「材料は取り寄せてあるけど忙しくて段取りがつかない。」
この時、完全に信用できなくなり「業者選びを間違えた」と絶望しました。
それから数年。現在、まだ来ていない状態です。
新築時の業社選びの反省ポイント
- 「地元だから」「周りも同じ所で建ててるから」と決めて、他社と比較をしなかった
- もっと会社について慎重に調べてから決めるべきだった
この2つは本当に反省点です。
リフォーム時に12社へ相談して感じたことは、「会社の体質、担当者の知識・提案力」などは比べることで違いが分かり「本当の自分に合う業者」が分かるようになるという事です。
12社に相談してみて、「1社のみでは到底見分けがつかないこと」を痛感し、新築時に1社で決めた愚かさに気づきました。
工事直後は絶望的でしたが、それでも毎日住む家なので愛着はあります。
リフォームの時期が来る頃には、新しい業者を選ぶ決意をしました。これから先も、過ごしやすい空間で暮らしていきたいと思ったからです。
リフォーム業者12社に相談してわかったこと
家も体と同じで、定期的なメンテナンスや早期発見・早期修繕によって、建物の劣化を防ぎ、修理費用を最小限に抑えることができます。
築10年経ち少しずつ修繕箇所が出てきてたので、早めのメンテナンスを考えリフォーム業社を探しはじめました。
リフォーム業社1社あたりにかかる時間(探す~見積もりまで)
リフォーム業者を探すため、当初はインターネットや近くの業社、広告、通りがかりの業社をピックアップし、そこから気になる業社へ連絡し相談をしていました。
休みが週末のため、子供の習い事のない日を見つけ相談していたのですが、一社ごとの相談に、すごく時間がかかります。
- 気になる業者をピックアップ
- 電話連絡
- 事務所へ訪問 or 営業に来てもらう
- 依頼する箇所を説明してイメージを伝える
- 後日、下請けの業社と現地調査
- 見積もりを提示
とだいたいの業社はこの流れでした。この工程はすごく時間がかかり1番大変ですが1番大切な部分でもあります。
見積もり提示までにかかる時間はピックアップから見積もり完成まで2週間~1か月位。それから相談して見極めると1社あたり2か月くらいはかかります。
それを3.4社としていくうちにだんだん「疲れるな」と感じはじめました。
まだ求めるような業者には出会ってはないけど
「どこも同じ感じなのかも。」
「求めているものが高すぎるのかな。この中で決める?」
「待て。まだ、ここだ!と思うような業社に出会ってないから、もう少し探してみよう!」
と心の中で妥協と戦いながら探していました。
そして、ある日ネット検索をしていると「リフォーム会社比較一括見積もりサイト」というものを発見しました。
「これはなんだろう?」と思ったのですが、以前に自動車保険の一括見積もり比較サイトを利用し、見積もりを一括依頼した経験があったため、「そんな感じかな?」とサイトを詳しく見てみると…
- 近くの業者へまとめて見積もり依頼できる
- サイトの厳しい審査を通過した業者のみ
「しつこい業者がいたらどうしよう」など多少の不安はあったものの、
- 探す時間と手間が解消される
- 近くの優良業者を知りたい
- 業者対応が悪い場合や見積もり後のお断りなど言いにくいことを代行してもらえる
と利用するメリットをすごく感じ、業者とのトラブル時なども間に入ってもらえることに安心感もあるため、見積もりを依頼してみることにしました。
利用した結論
- リフォーム業者を探す場合は最初に利用すると楽
- サイトによって、合う合わないがある
- 上手に利用すれば、費用を抑えつつ質の高いリフォームが可能
「今まで業者選びにかけた時間は何だったのか。」
上記の1~6までの全工程をサイト側がしてくれ、業社探しがすごくスムーズでした。
今まで使った時間と労力を考えたら「最初から知っていたらこんなに時間と手間を掛けなくて済んだのに…」と感じました。
しかし、リフォーム一括見積もり比較サイトには良い面が多いですが、注意すべき点もあります。
筆者の場合、最初に利用したリフォーム一括見積もり比較サイトでは、エリア内に紹介できる業者がなくて残念でした。その後、2つの別のサイトを利用して合計3つのサイトを利用しました。各サイトごとに登録業者の数や質、紹介数が異なりました。
また、中には紹介後にリフォーム業者に丸投げする悪質なサイトもあります。
よく調べて利用することが重要です。
筆者も利用した安全なサイトをランキングにしますので参考にしてください。
▶【2024】リフォーム会社一括見積もり比較サイトおすすめランキング!
筆者が3社目に利用したサイトの加盟店の質がとても高く、提案力も他と比べて際立っていました。自分で相談していた業者の見積もりよりも120万円も安い見積もりを出してくれたことに驚きました。
正直はじめは、しつこい営業があると嫌だと思いましたが、そんな心配もなく、逆に自分で探した業者の方が、その後も家に来たりとしつこさを感じました。
業者選びで失敗しない最も効率的な方法!
最近ではデジタル化が急速に進み、リフォーム業界でもリフォーム一括見積もり比較サイトの利用が主流となっています。
自分で探す前に、まずリフォーム一括見積比較サイトで業者の対応や見積もり(相場感を確認)を比較し、見つからなければ自分で業者を探す方法が、業者探しで最も効率的だと感じました。
これは家電を購入する際と同様の考え方です。
家電も購入を考えたら、実店舗に行く前に価格com.、アマゾンなどインターネット上で相場感や最安値を調べて、ヤマダ電機などの実店舗にいきますよね。
すると、相場感を把握しているのでどこで買うのか迷うことなく決めれますし、実店舗のサービスや定員さんがよければそこで買うために値下げ交渉もスムーズにいきます。
リフォームも同じで、自分で探す前に、まず一括見積サイトで業者の対応や見積もり(相場感を確認)を比較し、見つからなければ自分で業者を探す方法が、業者探しで最も効率的だと感じました。
家電購入時の「数千~数万の差」と比ベものにはならないほど、リフォームでは「何十万」と高額な差がつきます。
実際に私もリフォーム一括見積もり比較サイトから紹介してもらった業者の見積もりが他社と120万円も差が出たときには驚きました。
(見積もり付の実体験を書いていますので参考にしてください。▶120万円抑えてリフォームできた方法【体験談】)
「何十万円」も比較することで抑えることができるのなら、少しの手間の効果は絶大です。
まずはリフォーム会社一括見積もり比較サイトで依頼し、業者や相場感を確認してみましょう!
\ リフォームLabo.人気No.1おすすめサイトはこちら! /
こちらの記事に体験談を書いていますので詳細を知りたい方は参考にしてください。
そして、ここからは12社に相談して分かったこと、感じたことが数多くあるのでまとめました。
感想の部分(頑固など)はあくまで個人の意見ですので、人それぞれ感じ方が異なることを理解した上で読み進めてくださいね。
相談・見積もりしてもらった業社はコチラ!
種類
- 知り合いの職人さん
- 工務店
- リフォーム専門店
- ホームセンター
- 不動産会社
- ハウスメーカー
- 建設業者
【職種別】分かったこと・どんな人向きか?
知り合いの職人さん
- リーズナブル
- 直接動けるため対応が早い
- 職人気質が強い人も多く、かなり頑固
- おしゃれなトレンドなど提案力は専門外
- 見積もりがざっくり
- 部分的・小規模なリフォームを安くしたい人向き
工務店
- 地元密着が多く、対応が速い
- 一度相談すると、その後何度か連絡や訪問があり若干しつこく感じた
- 見積もりがざっくり曖昧
- 小規模~大規模リフォームをリーズナブルにしたい人向き
ホームセンター
- 水廻り・外構工事などがリーズナブル
- 提案力やクオリティは低め
- 設備取付を安くしたい人向き
リフォーム専門店
- リフォーム知識が豊富
- LIXIL専門店などは、他社製品をつけたい時は割高な傾向
- 小規模~大規模リフォームをリーズナブルにしたい人向き
ハウスメーカー・不動産会社
- 3Dパース図面で仕上がりがイメージしやすい
- 下請け業社に工事発注するため中間マージンが発生。価格は高め
- 現地調査を隅々までしっかりしてくれる
- 見積もりが詳細
- 有資格者が在籍。デザイン性のある提案。
- 高くてもアフターや保証をしっかり備え、デザインなどにこだわりたい人向き
建設業者
- 資材などのバリエーションが豊富
- 見積もりがざっくり
- 職人気質な頑固さがあった
- マンションやアパートなどの大規模な工事向き
業者・担当者を選ぶ時に見ておくべきポイント!
業者のポイント
- 建設業許可を取得している(構造部分をリフォームする人は必ず確認)
- 保証やアフターサービスの範囲
- 自社施工(安く施工したい人はチェック。自分で探すのは難しいので相談可能なリフォームサイト→スーモリフォームで「エリアの自社施工の業者」をまとめて聞くのが早いです)
- 依頼したいリフォームの実績あり
- 口コミはどうか(実際にリフォームした人や口コミを調べる)
- 知り合いや紹介は、提案がイマイチでも断りずらかったりするので注意!
- 職人気質の強い職人さんは自分の意見を通してきたりなどで合わない事も。現地調査に来た人に話しかけたりして様子をみてみる
担当者のポイント
- 知識や経験が豊富
- 希望に寄り添った提案
- デメリットまできちんと教えてくれる
- リフォーム後まで考えてたリフォーム提案
- 決断を急かさない
- 自分と相性が合う
- 見積もりが詳細。丁寧に説明してくれる
- 営業と職人の仲が良好
実際に現場調査の時、営業と職人さんの仲があまり良くない事があり、こちらが気を遣いました。営業からの仕事を素直に受け入れるのか?雑になったりしないのか?と不安を感じるため、良好な関係に越したことはありません。
以上が相談してきて分かりました。
価格やクオリティとのバランス、担当者や現場調査に来た職人さんと合うかなどもしっかりチェックして選ぶ事が大切です。
中でも担当者選びがもっとも重要で、リフォーム成功のカギを握る存在です。
正直な話、職人さんの腕は出来上がるまでわかりません。
ですので、どの業者へ依頼するのか分からない下請け発注の場合は注意が必要です。
施工事例や実物があれば見せてもらい、ネット上など口コミがあればチェックしてみましょう。
そして、保証やアフターサービスは必ずチェックするするようにしてください。
我が家が業者を決めた3つのポイント!
- 担当者の人柄
- 自社施工(下請けを挟まないため現場に対する責任感があり価格も抑えられる。担当と職人が同じ会社で行き違いがない安心感。)
- 詳細で丁寧な見積もり
細かい所まで言えばたくさんありますが、この3つが大きな決め手でした。
まず誠実!知識が豊富でこちらの要望を聞きながら、どうしたいのか汲み取りそれに対してのメリットだけでなくデメリットもキチンと教えてくれました。それを踏まえて納得いく提案をしてくれたのも大きなポイントです!
特に担当者は、相談からリフォーム後もずっと相談していく存在。今後のお付き合いまで考え、話しにくい人では厳しいので、筆者にとって担当者は最重要ポイントでした。
リフォーム業者探しの体験談|まとめ
たくさん相談するのに時間と労力がかかりましたが、そのおかげで見極める力が付き、良い業者や担当者に出会えて、満足のいくリフォームができました。
家建てる時もリフォームする時も、見積もりや担当者は業者により様々。各々が重視するポイントに合う業者を選ぶことが大切です。
見積もり内容や金額が数十万違うことは当たり前のようにあります。
そこをうまく見極めるためにも、必ず数社の見積もりを比較することが失敗しないためにも必須です。
業社を探す中で、文中にも出てきたリフォーム会社一括見積もり比較サイトはとても優秀でおすすめです。
まず見積もりサイトを利用して業者の対応や相場を確認しておけば、失敗のリスクを大幅に減らせますよ。
良いリフォームができるよう応援しています!
ここまで読んでいただきありがとうございました。
\ かんたん3分!相談のみOK /